吹田市議会議員じゃないけれど吹田市政を改革している会社員。ようこそ世界と吹田市の最先端へ。2015吹田市議会議員選挙で当選した議員(任期は2019年まで)や、吹田市役所を動かしたことなどを記録している吹田市民のブログです。

2017年10月3日よりカウンターを設置しました。現職吹田市議会議員や有識者も読んでいる重野(じゅうの)ブログへようこそ。筆者は日本政府が国際連合教育科学文化機関に拠出した信託基金事業に係る 国際連合教育科学文化機関からの助成を受けて ACCUユネスコ・アジア文化センターが実施した事業に参画し、街づくりに関する調査研究を行って参りました。市政に関するご要望については、平日日中働いているためご対応が難しい場合もありますので、その点はご了承下さい。本ブログ各記事の転載・転用は部分的な引用も含め禁止します。

吹田市議会に憲法で定められた請願を行うと、名前や住所といった個人情報がホームページで公開されてしまう件。

皆さんこんにちわ。

吹田の元気な会社員、じゅうのけいこ(重野恵子)です。

 

皆さん中学校の社会の授業で習われたと思いますが、請願権というのは

日本国憲法で定められた国民の権利です。

「第十六条 何人も、損害の救済、公務員の罷免、法律、命令又は規則の制定、

廃止又は改正その他の事項に関し、平穏に請願する権利を有し、

何人も、かかる請願をしたためにいかなる差別待遇も受けない」

他に請願法という法律があり、こちらには請願の形式的な要件や提出先などが

コンパクトにまとまっています。

地方議会に対して請願を行う場合は、その議会の規則において

請願書の記載事項等についての定めがあります。

吹田市議会会議規則だと第129条以降

http://www.city.suita.osaka.jp/reiki/d1w_reiki/343915100001000000MH/343915100001000000MH/343915100001000000MH.html

大阪府議会会議規則だと第87条以降

http://www.pref.osaka.lg.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k201RG00000038.html

 

請願や陳情というのは、市政や府政、国政それぞれに関し、

それぞれの議会に意見や要望を伝える手段(というのが私の理解)なのですが、

地方議会に対して行う請願と陳情、この二つで何が違うのかといいますと

請願は議員の紹介を必要要件としています地方自治法第百二十四条)。

 

地方議会によって請願と陳情の扱いは異なるのですが

吹田市議会の場合、請願は採決され、採択後は執行機関に送付されるのに対し、

陳情は陳情書の写しが議員に配布されて終わりなのです。

(今の市議会の議長には陳情に始まりも終わりも無いと言われたことがあります)

 

吹田市議会では提出された請願については議長が請願文書表を作成します。

その請願文書表には、提出した市民の氏名や住所といった

一般的には他人に知られたくない個人情報が掲載されているのですが

それらの情報も、どういうわけか

吹田市議会のホームページにおいて公開されてしまいます。

 

例えば、現在吹田市議会議員の方のうち4名が議員になる前、市民だった頃に、

請願を行われているのですが、その方達の住所も公開されています。

http://www.city.suita.osaka.jp/var/rev0/0189/0505/118219145656.pdf

 

となると、

「請願したいけれど、吹田市議会のホームページで

氏名や住所が公開されてしまうのなら、やっぱりいいや…」

と思ってしまう市民の方もいますよね。

吹田市議会議員、議会事務局職員含め、この点誰も気にならないのか

個人情報が売買される昨今、あるべき姿とはほど遠いな…と感じます。

 

また、情報公開課に確認したところ、

請願文書表の情報公開請求を行った際にも

氏名や住所といった個人情報は公開されてしまうようです。

 

私的には下記①~④を行って欲しいと思ったので、

請願に関する陳情を2018年3月に吹田市議会に送っておきました。

①請願者の氏名や住所を市議会のホームページで公開するのはやめる

②請願者の氏名や住所については、請願文書表の情報公開請求を行った際には

公開されるので、これらについても非公開とする

③請願文書表に氏名や住所を記載する必要があるのかどうか見直しを行う

④現行の吹田市情報公開条例を改正 又は新たに吹田市議会情報公開条例を制定

陳情の件名については、吹田市議会の運用が変わっていなければ

吹田市全世帯に配布される吹田市議会だよりに掲載されます。

 

大阪府議会や東京都議会では議会がしっかり情報公開条例を定めているので、

請願者の住所氏名が公開されることはありません。

しかし、吹田市と同じような運用をしている議会も、適当に探したところ、

ちらほらありました。

こういった部分から、その議会のレベルが推し量られるところであります。

 

近隣の自治体では 下記のような運用です。

大阪市…HP上で提出された請願の件名を確認できる。

http://www.city.osaka.lg.jp/contents/wdu260/result/201705.html

豊中市議会…HP上、請願が提出されているかどうか、

      HPをサラッと確認した限りでは確認できず

高槻市議会HP上で請願の本文を確認できる。

      請願者の個人情報は掲載していない(理想に近い)

http://www.city.takatsuki.osaka.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/6/H27.6%20seigan(2go).pdf

枚方市議会…HP上で提出された請願の件名を確認できる。

http://www.city.hirakata.osaka.jp/cmsfiles/contents/0000000/269/20170626.pdf

摂津市議会…HP上で提出された請願の件名を確認できる。 

茨木市議会吹田市と同じで請願者の住所や氏名をHPで公開。

      請願の本文や紹介議員も確認できる。

http://www.city.ibaraki.osaka.jp/material/files/group/73/seigan2803.pdf

 

私の理想は、議会のHP上で請願の件名本文紹介議員が誰なのか、

どこに付託されたかが確認できる状態での

情報公開なのですが、上記の市議会でこの運用を行っている議会はありませんでした。

 

◆陳情書本文

 

市議会のホームページにおいて公開されている

請願者の氏名・住所を非公開とするための

条例等の整備や慣例の見直し等を求める陳情

 

請願は日本国憲法第16条に定められた国民の権利である。現状、請願者の氏名や住所は市議会のホームページにおいて公開されているが、それらは一般に他人に知られたくないと望むことが正当であると認められる個人情報である。上述の市議会の慣例は、市議会に請願を提出したいという明確な意思を有し且つ個人情報を市議会のホームページにおいて公開して欲しくないと考える者が請願権を行使するにあたり妨げとなっている。

 東京都議会や大阪府議会は、それぞれ東京都議会情報公開条例や大阪府議会情報公開条例を定めているが、吹田市議会においても条例等の整備や慣例の見直しを行って頂き、今後市民の個人情報が吹田市議会のホームページにおいて公開されることの無いよう努めて頂きたい。

 吹田市議会会議規則第130条に規定されている請願文書表の情報公開請求を行った際には、請願者の氏名および住所については公開となることが思料されるため、この点についても非公開となるように取り組んで頂きたい。

 以下、吹田市情報公開条例より抜粋

 第7条 実施機関は、公開請求があったときは、公開請求に係る公文書に次の各号に掲げる情報のいずれかが記録されている場合を除き、公開請求者に対し、当該公文書を公開しなければならない。

(1) 個人に関する情報(事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く。)であって、特定の個人が識別され、又は識別され得るもののうち、一般に他人に知られたくないと望むことが正当であると認められるもの。ただし、次に掲げる情報を除く。

ア 法令若しくは条例(以下「法令等」という。)の規定により又は慣行として公にされ、又は公にすることが予定されている情報